はじめに|「高級腕時計×FF7」──夢のコラボに世界が沸いた理由
最初にその存在を知ったとき、正直、目を疑った。
“スクウェア・エニックスが高級腕時計を出した”というだけでも驚きなのに、あろうことかFF7(ファイナルファンタジーVII)とコラボしてるって?
あのクラウドが!あのセフィロスが!高級腕時計になってるだと…!?
オタクとしてはテンションぶち上がり、時計好きとしては物欲が限界ギリギリに達した。
いやでも待て、自分がハマってたのって高校のときだぞ?今さら腕時計って…と頭の片隅で冷静な自分が警告を鳴らしてた。でも、画像を見た瞬間に負けた。思わず負けを認めた気分になった。
FF7の世界観をここまで時計に落とし込めるのか、という驚き。
もうね、「夢と現実の融合」ってこういうことだと思った。
この手のコラボって、正直ファッション性が微妙なことが多い。けど今回は違った。
なにより、時計としてちゃんと“高級”を名乗れるスペックだった。
そこに私は心底やられてしまったわけだ。
どのモデルがある?FF7コラボ腕時計のラインナップ紹介
当時のラインナップをまとめるとこんな感じだった(記憶と記録のダブルチェック済):
- クラウドモデル
→ シルバーとブルーを基調に、Buster Swordのエングレーブ入り。秒針にはマテリアをイメージしたデザインも。 - セフィロスモデル
→ ブラック×レッドの構成に、片翼と刀を彷彿とさせるカーブ。やたらと深みのあるシルエットで洗練されてる。 - ティファモデル
→ シンプルでフェミニンな仕上がり。白の文字盤に赤いインデックスが映えてた。普段使いしやすい雰囲気だった。 - ヴィンセントモデル(確か予約限定)
→ 個人的に一番グッと来たのがこれ。ダークカラーでまとめられてて、ゴシック感あふれる仕様。
まさにファンの“推しキャラ”に合わせて選べる構成。しかも「単なるイメージ商品」じゃなく、各モデルに原作へのリスペクトとディテールのこだわりが詰まってた。
私はクラウド推しだから、問答無用でクラウドモデルを選んだけど、正直セフィロスと最後まで迷った。
敵キャラなのに、あの独特の雰囲気、ずるい。
ファン心理をくすぐる!FF7腕時計のデザインに込められた世界観の再現度
この時計、よくあるアニメグッズとは違って「うっすらオタクっぽさを隠しつつ、ガチで普段使いできる」絶妙なデザインなんだ。
たとえばクラウドモデルなら、普通に見たらシンプルなブルー×シルバーのクロノグラフ。けどよく見ると、秒針の先に小さくマテリアが乗ってる。裏面にはバスターソードの刻印。
これがもう、「分かる人にだけ分かる」構造。
“オタクバレしたくないけど好きなものは身につけていたい”っていう層にブッ刺さる仕様になってる。
ティファのモデルなんて、言われなきゃ絶対FFだとは思われない。でも、文字盤の赤があのグローブを思い出させるし、どこか儚げな雰囲気がティファらしい。
時計なのにキャラの性格がにじみ出てるのがすごい。これ、明らかにファン心理を理解してる人間がデザイン監修してる証拠だよなって思った。
価格帯はいくら?“高級腕時計”と呼ばれる理由とスペック解説
値段の話もしよう。
FF7のコラボウォッチは、いわゆる“キャラクターコラボ”の中でも高品質と評されたシリーズだった。
ロレックスやウブロのようなハイエンドブランドとは一線を画しつつ、ファンアイテムとしては本格的な素材や仕様が取り入れられていた点で注目された。
で、これがただのキャラグッズじゃない理由は、以下の仕様にある。
- サファイアクリスタル風防採用(キズが入りにくい)
- ステンレススチール製ケース&バンド
- 日本製クオーツムーブメント
- 防水性(5〜10気圧)
つまり、ガチで時計としてちゃんとしてる。
ファングッズとしてはめずらしく仕様がしっかりしている、“実用高級ライン”。
それでいて、あのデザインと限定性。そりゃ売れるわ。
私は受注開始の1時間前からパソコンの前に張りついて、受付開始と同時に予約した。
数量限定のプレミア感|転売価格・資産価値はどう推移しているか
この時計、一部モデルは発売後に一部のフリマアプリなどで、定価を上回る金額で出品されていたケースも確認されていた。
たとえばセフィロスモデル。あれは発売後にすぐ在庫が消えて、次に見たときには某フリマアプリで一部フリマアプリで定価を上回る金額で出品されていることがあった。
クラウドモデルもじわじわと値上がりしてて、供給数の少なさが完全にプレミア要素を高めてた。
もちろんこれは「たまたまそういう動きがあった」というだけで、購入後に価格が変動する可能性もあるが、それを目的としたものではない。でも、“好きなキャラの時計を買ったら思いがけずレア化していた”って現象が起きたのは事実。
私自身は転売する気はないけど、「これは特別な思い入れのあるアイテムになった」って思って、今でも特別な日にだけつけてる。ライブとかイベントのときにね。
スクエニ×時計メーカーの裏話|製造元・ブランド背景をチェック
ここでちょっとマニアックな話をしよう。
FF7コラボ時計を作ってるのは、スクウェア・エニックスじゃない。実際の製造は「クレファー株式会社」っていう日本の時計メーカーが担当してた(当時のプレスリリースに記載あり)。
この会社、キャラグッズ系の腕時計を多く手がけてるけど、単なるノベルティ制作会社じゃない。きちんとした製造拠点を持ってて、セイコーやシチズンに近い部品仕様で組み上げてるという噂も見かけたことがある。
要するに、「中身スカスカの安物」じゃなくて、ちゃんと時間を刻むための機械として作られてるってこと。
xしかも、コラボにありがちな“プリントだけ貼って終わり”じゃない。ケースの仕上げも丁寧だし、針の設計もそれぞれのキャラに合わせてる。
実際に手に取ると分かるけど、質感が想像以上だった。
私は勝手に「時計としては中の下ぐらいだろ」って思ってたけど、ブレスの光沢と重さを感じた瞬間、「あ、これガチのやつだ」って掌返しした。
FFファンのために、ちゃんと時計屋が本気出して作った、そんな感じ。
レビュー&着用者の声|SNSでのリアルな評価まとめ
「買ってよかった」って自分で思ってても、やっぱり他の人の反応も気になるじゃん?
というわけで、SNS(特にXとInstagram)での反応もがっつり漁ってみた。
出てくるのはこんな声:
- 「えぐい、セフィロスのやつ届いた。箱が既に神。時計も重厚感あって大満足」
- 「ティファモデル、普段使い余裕すぎる。職場で褒められた」
- 「クラウドのモデル、秒針にマテリア入ってるとか天才か?」
みんなやっぱり、“デザインと質感のギャップに驚いてる”んだよね。
そして、「オタク時計じゃない。ちゃんと“時計”として成立してる」って意見が多い。
あと地味に刺さったのが、「推しが手首にいる感覚、控えめに言って最高」って投稿。
それな、と思った。
クラウド推しの私は、これを見て「うん、同志ここにいた」って頷いた。
たまにいる「時計マニア視点で否定的な人」も、裏を返せば「ちゃんと比較対象になるクオリティ」ってこと。無視されてるより全然マシだと思う。
どこで買える?再販・中古・オークション含めた入手ルート完全ガイド
ここがいちばん現実的な話かもしれない。
このFF7腕時計シリーズ、基本は受注生産 or 数量限定販売。つまり、今から新品を定価で買うのはほぼ不可能。
じゃあどこで買えるのか?私なりの実体験と調査をもとに、ルートをまとめておく。
① メルカリ・ラクマ・ヤフオク
いわゆる二次流通。新品未使用品がたまに出てくる。
ただし、定価より高いケースがほとんど。私が見た限りだと、クラウドモデルは価格変動が見られることもあった。
② 駿河屋・らしんばんなどの中古オタク系ショップ
ネット通販でも探せる。ただ、状態や箱の有無で価格が変わる。タイミング勝負。
③ フリマアプリで“ジャンク品狙い”という手もある
動かない個体が安く出てることもある。修理できれば安上がり。ただしこれは時計に詳しい人向けの技。
④ スクエニ公式再販(期待値は低め)
スクエニ公式ショップが稀に過去商品を再受注することがある。でもFF7時計は今のところ再販実績なし。
私の経験上、一番現実的なのは「中古ショップで状態の良いものを根気よく探す」パターン。
新品同様で箱付きなら、正直“中古”でも気分が高まった。
買うべきか迷ってる人へ|ファン目線・投資目線で考える「本当に買う価値ある?」の答え
結論から言うと、私は買って満足しているけれど、選ぶ基準は人それぞれだと思う。
ただしそれは、「推しキャラのモデルに限る」って前提つき。
なぜかというと、この時計の真価は「時間を見るたびにFF7の世界に浸れる」ってとこにあるから。
ただのキャラグッズ以上に、“手首に世界観をまとえる”体験型グッズなんだよ。
商品の価値よりも、自分が惹かれるかどうかという基準で考えてる、「自分が本当に欲しいと思ったかどうか」。それだけ。
少なくとも私は、時計を見るたびにクラウドのセリフが脳内再生されるから、日常にちょっとした魔法がかかる感じがして気に入ってる。
実用品であり、ファングッズでもある。
そのどっちも成立してるのが、このコラボ時計のすごさなんだと思ってる。
まとめ|高級×FF7は“沼”だった?手に入れる前に知っておくべき全知識
このFF7コラボ腕時計、買う前は「どうせよくあるグッズ時計でしょ?」ってナメてた。
でも実物が届いた瞬間、その考えは一瞬で消えた。
- デザインの作り込み
- 高級時計としてのスペック
- キャラとのリンク性
- 限定性からくる特別感
どれもが“本気”だった。
それはつまり、スクエニも、製造メーカーも、「どうせオタク向けだろ」って手抜きせず、“本物のモノ好きにも届く”クオリティで出してきたってことだ。
推しキャラがいるなら、そのモデルは一生モノになる。
私はクラウドモデルを一生大事に使うつもりだし、あのとき買って本当に良かったと思ってる。
もし迷ってる人がいたら、この記事がちょっとでも背中を押すきっかけになれば嬉しい。
ただし、現時点では再販の情報は確認されていない。