「え、腕時計に100万円?正気かよ…」
これが、僕がロレックスのサブマリーナを初めて知ったときの率直な感想でした。
時計にまったく興味がなかった20代の僕からすれば、そんな金額を“時間を見るだけの道具”にかけるなんて、まるで別世界の話。正直、「金持ちの道楽だろ」とさえ思っていました。
ところが、30代になって仕事にも一区切りがついた頃、ふと「何かちゃんとしたモノを持ちたい」と思ったんです。洋服やスマホでは得られない、“自分を引き締めてくれる存在”。そうして辿り着いたのが、ロレックスのサブマリーナでした。
この記事では、そんな時計に無頓着だった僕がなぜサブマリーナを選び、実際に使ってどう感じたのかをリアルに綴ります。
高級時計初心者の方にも伝わるよう、わかりやすく、でも“本当に使っている人間の言葉”で語っていきます。
サブマリーナってどんな時計?超ざっくり紹介
まずはサブマリーナを知らない方のために、簡単に特徴をおさらいしておきます。
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ブランド:ロレックス(Rolex)
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モデル名:サブマリーナ(Submariner)
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初登場:1953年
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タイプ:ダイバーズウォッチ(プロ仕様)
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防水性能:最大300m
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特徴:回転ベゼル、夜光塗料、セラミックベゼル、自社製ムーブメント
もともとはプロのダイバー向けに作られた“道具”ですが、現在ではロレックスの中でも知名度・人気ともに高く、長年愛され続けているモデルとなっています。
なぜ僕がサブマリーナに惚れ込んだのか?
時計に興味なんてなかったはずなのに…
僕が時計を探し始めたのは、30代の節目に「ちゃんとしたモノ」を持ちたいと思ったのがきっかけでした。最初はグランドセイコーやオメガなど、もう少し手頃なモデルを見ていたのですが、調べれば調べるほどサブマリーナの評判が目につくように。
レビューを見ても、「一生使える」「壊れない」「仕事にもカジュアルにも合う」といった声が多く、“長く使える相棒”としての魅力が気になってきました。
最初は半信半疑でしたが、思い切って店舗で試着してみたところ…想像以上の“説得力”に圧倒されたんです。
試着した瞬間、空気が変わった
黒い文字盤と光を柔らかく反射するセラミックベゼル。磨きとツヤ消しが交互に仕上げられたケースとブレスレット。そのたたずまいに派手さはないけれど、確かな品格がありました。
「これ、本物だ」と思いました。
それまでただの“高い時計”だと思っていたサブマリーナが、いきなり“自分が欲しいモノ”に変わった瞬間でした。
サブマリーナの魅力を初心者目線で徹底解説
1. シンプルなのに圧倒的な存在感
ロレックスというと、ギラギラした金無垢時計のイメージを持つ方も多いかもしれません。でもサブマリーナはその真逆。ミニマルで控えめな外観ながら、確かな存在感を放ちます。
スーツにもカジュアルにも合い、シーンを選ばずに使える。
“自己主張する”のではなく、“自信を支えてくれる”デザイン。これが、僕が使い続けている理由のひとつです。
2. とにかく頑丈。気兼ねなく毎日使える
サブマリーナは見た目の美しさだけでなく、プロ仕様の機能性も兼ね備えています。
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300m防水
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耐磁・耐衝撃構造
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ロレックス自社製ムーブメント搭載
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セラミック製の傷に強いベゼル
僕は旅行やアウトドアでも普通に使っています。多少の水や衝撃を気にせず使えるのは、本当に頼もしい。むしろ「ガンガン使ってこそ真価を発揮する時計」だと感じています。
3. 長く愛用されているという安心感
高級時計は「繊細で気を使うもの」と思われがちですが、サブマリーナは真逆。長く使っても信頼できる耐久性があり、世界中で愛用者が多いモデルです。
実際に自分で数年使ってみて、「ずっとこの一本でいい」と思える安心感があります。そういう時計って、なかなか出会えないと思います。
よくある誤解:「ロレックスって派手なイメージない?」
たしかに「ロレックス=派手」という印象を持っている人は多いかもしれません。
僕も以前はそう思っていました。でも、サブマリーナに関して言えばむしろ機能美に徹した“無駄のない時計”なんです。
装飾はほぼなく、色味も黒×シルバーの王道カラー。1950年代からほとんどデザインが変わっていないという事実が、いかに完成されたデザインかを物語っていると思います。
初心者が最初の1本に選ぶなら、サブマリーナは“アリ”か?
結論から言うと、アリどころか大本命です。
理由は以下の通り:
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飽きのこないデザイン
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実用性と耐久性
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長年愛されている安心感
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ロレックスの中でも情報量が多く、初心者でも比較的学びやすい
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持つことで「自分を少し誇らしく思える」
価格は確かに手頃とは言えません。でも、それだけに「大切にしよう」という気持ちが自然と芽生える一本なんです。
どのモデルを選べばいい?初心者向けおすすめ3選
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Ref.126610LN(黒ベゼル・日付あり)
→ 最もスタンダードなモデル。視認性・実用性ともにバランスが良く、まず最初に検討すべき1本です。 -
Ref.124060(ノンデイト)
→ 日付なしのスッキリした文字盤。デザインの左右バランスが美しく、ミニマル志向の人におすすめ。 -
Ref.126610LV(グリーンサブ)
→ 黒文字盤×緑ベゼルの個性派。やや入手難度は上がりますが、ファンの多いモデルです。
サブマリーナは「時を刻む」だけじゃない。「生き方」を整えてくれる道具
サブマリーナを手にしてから、僕の生活にちょっとした変化がありました。
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毎朝、時計をつける瞬間に気持ちが引き締まる
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時計を見たとき、自分が選んだ“本物”に触れられる満足感がある
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時計をきっかけに、人との会話が生まれる
ただ時間を確認するだけの道具じゃなく、“自分の軸”を作ってくれる存在なんです。たとえキズがついても、それすら自分の時間の証になる。
これまでそんな感情を抱いたモノは、僕にはありませんでした。
まとめ:サブマリーナは、“一生モノ”という言葉じゃ足りない
ロレックス サブマリーナは、ただの高級腕時計ではありません。
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デザイン
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実用性
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機能性
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歴史
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信頼感
そのすべてが詰まった、「時間」と向き合うための本物の道具です。
もしあなたが今、「何かちゃんとしたモノを持ちたい」と思っているなら。
サブマリーナという選択肢は、きっとあなたの毎日を変えてくれます。
10年後、20年後も同じ一本を使っていられる自分の姿が、きっと想像できるはずです。