はじめに|なぜ高級ブランドは“変な商品”を出すのか?その意図と背景
気がつけば、私のスマホのフォルダは“意味が分からない高級品”のスクショで埋まってた。
たとえばバレンシアガが出した「ポテチ袋みたいなバッグ」とか、ルイ・ヴィトンの「斧」。最初に見たときは「え、バグ?」と思った。いや、確かに高級ブランドって奇抜なアイテム多いけど、これはもう一線超えてるだろって。
で、気になって調べていったら、どんどん“変な世界”が広がっていったんだよな。
なんで超一流ブランドが、薪割りに使えそうな斧を、しかもとんでもない価格で出すんだよ。誰が買うんだよ。…って、ツッコミながらも、なんか笑えてきて、最後にはちょっと好きになってた。
この“変な商品シリーズ”って、冷静に見るとブランドの哲学とか戦略が詰まってる気がしてくる。
そしてなぜか、“それでも買う人がいる”ってのが、この世界の不思議さであり、面白さなんだよな。
ここから先は、私がスクショを集めまくり、ネタとして愛でてきた「高級ブランドの変すぎる商品たち」を、ひとつずつ愛を込めて語っていく。
ブランドにとっては芸術かもしれない。でも私にとっては、“センスの限界突破チャレンジ”にしか見えなかった。
衝撃!ルイ・ヴィトンが出した「薪割り用の斧」とは?
ある日、SNSでバズってた画像が流れてきた。ルイ・ヴィトンのロゴが入った斧。
はい、斧だよ?木を割るあの斧。まさかと思って画像拡大して見たら、マジで斧。しかも柄の部分にあのモノグラムが入ってる。
いやいや、そんなもん薪に振り下ろせるかっての。もはやファッションアイテムでもなく、用途がキャンプか伐採ってレベル。
でも、タグを見ると「LOUIS VUITTON × アウトドア企画(限定)」的なやつで、どうやら本気だったらしい。
ちなみに私、キャンプ好きで斧持ってるんだけど、ヴィトン斧の価格を見て絶句した。日用品の感覚ではとても手が届かないレベルで、“これは家宝だ”と思った。
このあたりで気づいた。「これは“買って使う道具”じゃなくて、“アートとして飾る存在”なんだな」と。
高級ブランドが“道具の概念”を超えてきた瞬間だった。
グッチのアイスキャンディ型バッグ|遊び心が過ぎる逸品
ある夏の日、雑誌の特集で見つけたのがコレ。グッチのアイスキャンディ型バッグ。
見た瞬間、「なにこれ…可愛い、けど変」ってなった。棒の部分までついてて、完璧にアイスキャンディなんだよ。でも持ち手がレザーで、ちゃんと“グッチのバッグ”してる。
私はもともとポップなデザインが好きで、原宿の奇抜なファッションにも影響受けてた。だからこういう一発ネタ系は嫌いじゃない。でも問題は、これがグッチってこと。
値段やブランドネームの重さを考えたとき、「これ、本当に持ち歩けるのか…?」って自問した。だって街中で持ってたら、「本物?ネタ?」って絶対聞かれるやつだし。
けど調べると、実際にセレブやインフルエンサーがイベントで持ってたりしてて、「世界は広い」と再認識した。オシャレは自由、って言葉を思い出す。
私は買わないけど、もし友達が持ってたら全力で褒めちぎると思う。笑いながら。
バレンシアガのポテチ袋風クラッチバッグ|ラグジュアリーすぎる“日常”
このバッグを最初に見たとき、「ついにここまで来たか…」と思った。
まさかの“ポテトチップスの袋”を再現したクラッチバッグ。しかも見た目は完全にあの黄色い某有名ポテチ。素材はちゃんとレザーで作られてて、ファスナーもついてる。でもどう見てもジャンクフードの空袋。
たしかにバレンシアガって前から“ストリートをラグジュアリーに昇華させる”のが得意なブランドだし、ダッドスニーカーとかも最初はネタかと思った。でもこれは完全に“日常ネタをラグジュアリーに変換”する新境地。
私自身、コンビニのポテチで生きてきた人間としては、ちょっと感動したんだよな。
「この日常が、ここまで格上げされるとは…」って。
もちろん一般的な日用品の価格帯とはかけ離れていたけど、ある意味“身近で一番遠い高級品”として、記憶に刻まれたアイテムだった。
シャネルのビーチボールや釣り道具|誰が使うの!?な高額ギア
そして極めつけは、シャネルのビーチボール。あの“空気を入れてふくらませる”ビーチボールだよ?
しかも素材も普通、見た目も普通。ただロゴだけがシャネル。
さらに調べると、シャネルは過去に「釣り竿セット」「ゴルフクラブ」「テニスラケット」まで出してて、それぞれ専用ケースもシャネル仕様。もうスポーツ用品としての枠すら越えてる。
これに関しては、さすがに「使ったら負け」って気がした。海辺でシャネルのビーチボールをプカプカさせてる人がいたら、思わず敬礼する。
私はシャネルどころか、無印のビーチボールでもなくタオル派だから、もう次元が違いすぎる。
でも、こういうのを見てると「ブランドって、“夢を売る”ってことなんだな」と思わされる。