時計なんて最初はスマホで十分だと思ってた。でも、30超えてスーツを着る時間が増えてくると、手首に何もないのが物足りなく感じる瞬間があるんだよな。俺の場合は「プレゼン前にスマホ出すのダサくね?」ってとこから始まった。
そこで手に取ったのが、セイコーの「プレザージュ」ってやつ。 正直、最初は「なんか地味?」って思ってた。でも、実物見た瞬間に“国産の本気”を感じた。今は完全に惚れ込んでる。
この記事では、プレザージュって何?から始まり、実際に使ってわかったメリット・デメリット、どんな人に向いてるのか、さらにはおすすめモデルの違いまで、俺の視点でぶっちゃけていく。
セイコー プレザージュとは?まずはブランドの立ち位置から
プレザージュは、セイコーの中でも“ちょっと格上”なライン。カジュアルなセイコー5とは違って、日本的な美意識と職人技を全面に押し出してる機械式シリーズだ。
価格帯はだいたい5万〜20万円くらい。これが絶妙で、「高すぎないのにしっかり高級感」がある。海外だとむしろ評価高くて、“ジャパン・クラフトマンシップの象徴”って感じで扱われてる。
同じセイコー内で比べるなら、
- プロスペックス → アウトドア・スポーツ系
- プレザージュ → ドレス系・スーツ対応型
- グランドセイコー → 価格も格も一段上の超本格派
ってポジションだな。
実際に使ってわかった!プレザージュの魅力と注意点
1. 見た目、マジで惚れる
特に気に入ってるのはダイヤル。俺が持ってるのは琺瑯(ほうろう)仕上げのやつだけど、光の当たり方で艶感が変わる。派手すぎないのに、ふと目を引く。この控えめな美しさがスーツにハマる。
漆モデル、有田焼モデルなんかもあって、マジで“日本の伝統技術詰め込みすぎ”って感じ。海外ブランドのギラついた感じが苦手な人にはドンピシャだと思う。
2. 手巻きがクセになる
俺のは自動巻き+手巻き併用タイプ。正直、最初は「手巻きとかめんどくさ」って思ったけど、朝巻くのがルーティンになると気持ちが整う。
カリカリッ…て巻いてると、今日もちゃんと動こうってスイッチが入るんだよ。
3. 意外と重い。けど、それがいい
プレザージュはケース径が40mm前後で厚みもあるから、最初は「ちょっと重いな」って思った。でも慣れてくると、この重さが“ちゃんとした時計感”を醸してくれる。 軽い時計に戻れなくなった。
4. 精度は十分、でも過信しすぎるな
1日で10秒くらいはズレる。まあ機械式だし、許容範囲。仕事中は気にならないし、定期的に合わすのが愛着につながる。
5. ベルト交換でガラッと印象変えられる
これが地味にデカい。俺は最初メタルブレスだったけど、茶革ベルトに替えたら一気にクラシック寄りになった。1本で2通り以上の楽しみ方ができるのはプレザージュの強み。
プレザージュはどんな人に向いている?
- そろそろ「ちゃんとした時計」を持ちたい社会人
- 海外ブランドより“日本のものづくり”に惹かれる人
- デザインで差をつけたいけど、ギラギラしたくない人
- グランドセイコーまでは行かなくても“一段上”を味わいたい人
プレザージュは、“等身大の本格派”って感じなんだよな。背伸びしすぎず、でも確実に格上げしてくれる。
人気モデル比較|おすすめモデル3選とその特徴
SARXシリーズ(実用派の鉄板)
スーツスタイルと抜群に相性がいいのがSARX系。シンプルだけど高級感のあるフェイス、絶妙なケースサイズ。特にSARX045あたりはバランスの鬼。仕事時計を探してる人は一回試着してみた方がいい。
SARYシリーズ(クラシック+ちょい遊び心)
ローマ数字のインデックスだったり、ブルースチール針だったり、クラシカルな意匠が魅力。SARY055なんかは、ネイビーのダイヤルがめちゃくちゃ洒落てる。カジュアル寄りだけど、大人の余裕が出る。
SSAシリーズ(ちょっと個性を出したいなら)
オープンハートやパワーリザーブ表示が付いてるのがこのシリーズ。SSA345はパッと見で「おっ」と目を引く。遊び心があるけど決して安っぽくない。このあたりを選べる人はセンスあると思う。
よくある疑問とリアルな回答Q&A
Q. プレザージュって高すぎない? → 高いか安いかは価値観次第。ただ、10万ちょいでこれだけの作りと雰囲気を出せる国産時計って、他にそうそうない。
Q. グランドセイコーと迷ってるんだけど? → 正直、あっちは格が違う。でも「今の自分」にちょうどいいのはプレザージュ。見栄張るより、等身大で“良いもの”を選べた方がかっこいいと思う。
Q. 機械式って手入れ大変? → 年1くらいでメンテして、あとは毎日巻いてりゃOK。むしろその手間がいい。ズボラな人はクォーツかApple Watchにしとけ。
Q. スーツにもカジュアルにも合う? → モデル次第。SARX系はスーツ、SARYやSSAはカジュアルでも全然イケる。ベルトで印象変えられるのも大きい。
まとめ|プレザージュは“日本製の美しさと信頼”を腕に乗せる時計
ブランドで選ぶ時代じゃない。自分の価値観にちゃんとハマるものを選ぶ時代。
プレザージュは、「派手じゃないけど品がある」「目立たないけど深みがある」。そういう“わかる人にはわかる”美学が詰まってる。
俺はこの時計を選んで、「誰かに見せるため」じゃなく「自分を整えるため」に時間を見るようになった。
もし今、ちゃんとした時計を探してるなら。グランドセイコーはまだ早い、でもセイコー5じゃ物足りない。そんなやつに、プレザージュはちょうどいい落とし所だと思うぞ。